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フラワー温泉体験記
温泉観光士:谷口清和
日本温泉地域学会監事、日本全国の温泉地を探訪、温泉地の活性化に尽力している(2007.1.1記)

〜フラワー温泉浜館店、やえだ店について〜

 青森県は人口10万人単位の銭湯保有率が『日本一』という温泉県。その県都青森市には温泉を利用した日帰り入浴施設(旅館、銭湯、公衆浴場)が凡そ30ある。まさしく温泉都市青森である。
  浅虫温泉郷は別として、青森市内に展開する温泉銭湯はそれぞれ味わいがありどれが良いという訳にはいかないが、西の『たらポッキ温泉』、中央の『三内温泉』、そして東の『フラワー温泉』が地域密着、泉質、設備などから見て代表的な温泉銭湯として挙げられる。

 その『フラワー温泉』は、温泉とは『生き物』・『地球からの贈り物』を肌で感じて温泉経営にあたっている。

『フラワー温泉やえだ』

 フラワー温泉やえだ
 今度八重田地区に新しい温泉を開いた。昨年12月にオープンした『フラワー温泉やえだ』である。
 早速、入浴してみた。最近東京で流行っている『スーパー銭湯』とまではいかないが。温泉銭湯としては良く工夫された、市内でも優れた施設である。
 銭湯+温泉気分が390円で味わえ、湯上りは近くの海岸で浜風を受け、火照った身体を冷ます事も出来る。温泉が無かった造道、八重田、野内地域の方々は大事・綺麗に利用して欲しい!

○泉質:単純温泉、33.3度(仕様:大浴場42〜41.5℃、源泉足湯34℃、霧泡風呂・炭酸風呂40℃前後;筆者計測)

○鑑定:浴場内に源泉掛け流しの足湯があり、この設備は県内浴場では初めて。湯疲れしたら、足湯に腰掛、身体を休めて、温泉を楽しむ事が出来る。・・・都市部の公共浴場での衛生管理は大変である。多分混み合う時は一日何百人も入浴する。源泉掛け流しの良さと、安全安心をこの施設は備えている。足湯は浴室内にあり、それこそ源泉掛け流し。ラジウム原石風呂はいわゆる掛け流し併用。十分天然温泉を楽しむことができる。

『フラワー温泉浜館』

 勿論、浜館の『フラワー温泉』も素晴らしい。此処は田んぼの中にいきなり出現、しかもその泉質は(含石膏)ぼう硝泉といい、市内でも珍しいものだ。名湯浅虫温泉に近いものであり、街中名湯と評価できる。

○泉質:(含石膏)ぼう硝泉 PH8.2 46.2℃

○鑑定:泉質、雰囲気などから地域の方は勿論、青森市全域にファンが存在し、土日は混み合っている。最近は周辺が商業ゾーンに様変わりしたがまるで見越したような都会的な外観もまた自然だ、この泉質の特徴はほのかな苦味を感じ、動脈硬化症の予防が顕著、湯上り感が「さっぱり」、小生が街中名湯に上げる事由の一つである。

フラワー温泉 浜館本店  この2つの『フラワー温泉』は祝、休日かなり混み合うので、温泉の上手な利用方法としては、お互い混み合う時間帯を避けることだ。たとえば、遠方から来る方はどうしても一定の時間〔午前10時〜11時:午後3時〜5時〕に集中する。だから近場の人はこれ以外の時間に利用するとか、もしくは地の利で平日に利用するとか。温泉は心と身体を癒してくれる自然の最良の贈り物、この譲り合いの精神で地域の『宝』を守って欲しい。